2018/03/05

ボストンのスタッフが凄い



1996年にアメリカのアウトドアブランド
パタゴニアは全製品のコットンを
オーガニックコットンに切り替え終えました。
このような方針をとることは世界初のことで
それから現在は22年経ちますが
市場ではだいぶオーガニックコットンを
目にするようになりました。
ですが
世界全体のコットン使用量の割合から見たら
まだまだ少ないのが現状です。
パタゴニアの世界初の試みは
凄いことだと思いますが
私はある日
もっと凄いことに気づきました。


そもそも
オーガニックコットンに切り替えることになったのには
あるエピソードがあります。
レスポンシブルカンパニーという本にも明記されていますが
ボストンにお店を出店した際
店頭でスタッフが頭痛を訴えることが起きたそうです。
はじめは換気機能が悪いのだと思い調べたのですが
特に問題なかったそうです。
そこで空気中の成分を調べたところ
綿花栽培に使われている農薬の成分だとわかりました。
そこから会社は
綿花がどう育てられ綿になるのかを徹底的に調べます。
その結果を知り
パタゴニアのコットン製品は
全てオーガニックコットンに切り替わったのです。


私もこの文章を読み
オーガニックコットンって大事!と思い
なるだけオーガニックコットンの物を選ぼうと思いました。
身につけるものは経皮毒に繋がりますし
農薬を使って育てる行為そのものも地球をダメにします。
だからパタゴニアの選択って素晴らしいって。


でもふとある日気づきました。
もっと凄いことが実はここにあったのです。
それは

ボストンのスタッフが健康被害を訴えたことです。

今、どこかの店舗に立っていて
コットンから出てきている農薬成分に
どれだけの人が気づいて反応できるでしょうか?
ということです。
一部います。
化学物質過敏症という
本当は生きる為の素晴らしい反応なのに
「過敏」扱いにされてしまっている人のことです。
少数派なので過敏扱いです。
つまり大多数の人が化学物質に気づけない
鈍感な体になっているということです。
空気中に漂う化学物質をキャッチするのは
主に嗅覚や触覚です。
異常な香りや効果のある
芳香剤、柔軟剤、シャンプー、お菓子、化粧品などが
日常になっているのですから
感覚が鈍くなって当然です。


ボストンのスタッフが
どういった方々だったかはわかりませんが
ことの経緯を見る限りだと1人ではなさそうです。
こういう異常をキャッチできることは
命を守るための大切な機能、本能です。
ですから誰にでもある機能ですので
特殊な能力ではありません。
ですが今となっては
特殊に思えるかもしれません。
ほとんどの人には
欠落した感覚かもしれないからです。
いや
欠落した方が生きやすいかもしれません。
しかし、その代償が
2人に1人がガン
アトピーやアレルギー当たり前な状態に
してしまったのかもしれません。
しかもこの状態は日本だけのような話も。。。


では
自分に欠落した重要な感覚を取り戻しますか?
方法はいっぱいあります!
それとも
そのままにして
おいおい誰かに迷惑かけますか?
これを読んではっとする方もいるかもしれません。
でもピンと来ない人もいるのも事実です。


ピンと来ない人は
それもまた
いつの間にかに
色々な毒に侵され失ってしまった感覚ですので
ピンと来なくて当然ですので大丈夫です笑


ボストンで健康被害を訴えた
スタッフも素晴らしいのですが
それを聞いた
当時のアメリカの経営側の行動もまた
本当に素晴らしいものです。
今、そういう話を聞いて
一体、いくつの会社が
本気で問題に取り組んでくれるでしょうかね?
これもまた
感覚が欠落した人ばかりの経営陣だったら
過敏症というレッテル貼れて
終わりかもしれないですね。