2014/08/30

八方塞がっても彩るべし



人生、誰にだって時には八方塞がりになる時はある。

正確には自分の心がそうさせているだけで
塞がってはいないのだけど、そういう状況にはなる。
そういう時はどんどんマイナスなものにフォーカスしてしまう。
ダメな自分、後悔の自分、執着心
足らないもの、ありえない出来事
周りの目や評価などなど
挙げ出したらどんどんマイナスになりそうなことばかり。。。
この負のスパイラルこその真の恐ろしさかとも思う。

でも、そういう時こそ
今、自分にできることをやるしか他ない。
マイナスにフォーカスしたことを
突然プラスの見方をするのは難しい。
けれど、この状況はいつか変わると信じ
できるアクションをとり続けることが大事だと思った。
これだけは言える。
ソファに座って、あれこれ考えて
頭でっかちになっても世界は変わらないのだ。

今朝の朝食でちょっと時間があったので
目玉焼きとソーセージとフレンチフライを食べようと思った。
ただ単にフライパンで焼いて、お皿に盛ればいいのだけど
ふと、RODGEという鉄のフライパンがあることを思い出し
これで焼いたらいいかもと思って焼いてみた。
そしてできあがった後
フライパンにのせたままテーブルにおいてみた。

あらま。ステキじゃない!

ただの目玉焼きとソーセージとフレンチフライが
なんだかちょっと贅沢な朝食に見えた。
これに珈琲と食パンと並べると
なんだか一気にテンション上がった。

ああ、大事なのはこれなんだ!

ここまでの一連の行為になんら特別なものはない。
けれどちょっとした工夫でいつもの朝食が
自分を元気にしてくれるものになった。
「彩る」という言葉があるけれど
これをするにはお金や時間がかかると思っていた。
しかし、そんなことをしなくても
ちょっとした工夫、今回だと家にある何かを使えば
すっごい素敵なものになった。

これを人生の中に取り入れるってことが大事だと気づかされた。
八方塞がりになると
時間がない、お金がない、余裕がない、ものがない
ない!ない!ないからできない!
ってなりがちだけど
ちょっと工夫すれば八方塞がりであっても
彩ることができるのだと思った。
すると不思議と心が温かくなって次のアクションへの腰が軽くなる。
そうしたアクションの先にまた新しいアクションがあるのだ。

そして今はこれでまずは十分なんだ、と。

八方全てを一気に解放するなんて至難で
確かにそうなったら嬉しいけど
八方塞がるくらいなのだから
逆に1つ1つ丁寧になる他ない。
だったらちょっとでも工夫して彩って
毎日過ごせばいいんだなって思った。

いつでもどんな時でも今を楽しく生きる人は
ここが賢いのかもしれない。
そしてこう賢い人は強い。

彩り力。誰にだってある力。
さて次は
今、何ができるかな?