2014/02/26

疲れたら休むっきゃない!


先日、通勤時に窓越しから見た
脱線事故で横転した京浜東北線は
とても痛々しかった。
ガラスが割れたりヒビが入っていたり
もちろん車両に傷もつきへこんでもいた。
青いビニールシートに覆われた姿には
涙しそうになった。

そして電車がとても疲れているようにも感じた。

ここ最近は自然災害が多く
またそこからの事故も多い。
震災以来
災害慣れをしたような感じがあるが
特に今月の二度の大雪は
知らず知らずのうちに私たちを疲弊させたようにも感じる。
何かあるとピリピリした感じになるのは
ある部分、仕方ないところもあるかもしれない。
しかし、この人口密度の高い都心だと
わずかな人数のピリピリでさえも簡単に伝播する。
さらにそれがまとまった人数ともなれば
強力なエネルギーの渦になる。

自然災害は都市の交通機関を簡単に乱す。
これには正直なところ本当に疲れる。
各ドライバーはもちろんのこと
乗客も係りの人もみんなだ。
不安もあるし、より注意を払うことにもなるし
怒る人だっている。
普通だったら1時間立っていれば着くのに
それが2時間3時間になれば当然疲れる。
そして乗り物はそのエネルギーを受ける。

つまり
全部ぜーんぶ疲れていたのだ!

疲れは
普段じゃ考えられないようなボタンの掛け違いを起こす。
ちょっとした何かの見間違い
勘違い、判断ミスが大きな事件事故を起こすのだ。
私も事件を起こした。
元住吉や川崎での脱線事故は
そのことをより強調してくれたように思える。

疲れは大事なシグナルなのだ。
それを無視し続けると
病にたおれたり、些細なトラブルに巻き込まれる。
そして重大な事件が起きてしまう。
そうするともっと負のスパイラルへ落ちる。
本当だったら疲れを感じた時点で何かの対処が必要なのだ。
でも何か事件が起きないと
気づかない、振り返らないことが多い。

本当は
それが起きる前にしなければならなかったのだ。

その疲れ
どうか無視しないでください!
疲れたってことは休みなさいってことなのです。
楽しいことも好きなことでも
疲れは別軸のものですので。