2017/08/23

ワインもウィスキーも私たちも同じじゃないの!




自分が
どうして発酵という世界に
興味惹かれたのか
また1つわかりました。


発酵とは何か?と聞かれたら
食品の場合
人にとって都合がよい腐り方をしたら発酵
人にとって都合が悪い腐り方を腐敗
(腐るとは有機物が微生物によって分解されていくさま)
と表現していました。


ですが
もっと大きな意味で表現すると

発酵は
生き続けるということ
腐敗は
土に還る、地球に還る

ことだと知りました。


発酵とは
微生物がどんどん増えていく現象です。
コピーを繰り返して繁殖します。
そうして菌まみれになった食品は腐敗しません。
逆に腐敗菌に支配されれば
その食品は原型をとどめていることはできません。


ワインやウィスキーも言わずと知れず
発酵の賜物です。
樽が置かれている環境や樽の中が
おいしくなる活動をする菌にとって繁殖しやすい住処になることで発酵し
おいしいワインやおいしいウィスキーができます。
別に
彼らは私たちのために
おいしくしようと思って活動しているわけでなく
生き残るために自分のコピーを増やす活動の結果が
私たちにおいしいをもたらしているだけです。
逆に
菌が繁殖しないと発酵にはならないので
おいしいものにならないだけでなく
彼らは生き延びるために
別の住処へ移動するかもしれません。
そして
そこへ腐敗菌が入れば腐敗します。


おいしい本物のワインやウィスキーには
活発に菌が活動し繁殖中=おいしくなるというわけです。
つまり
その自体が生きている菌の集合体
なんて言い方もできますね。
だから
おいしいものは生きているのだと思います。


ヒトもよくよく考えてみると
60兆の細胞が活動しているから
私たちはこうして生きています。
さらに
その細胞の中では
とんでもない量の微生物、菌の活動が行われています。
腸内細菌なんて有名ですよね。


となるとですよ
これって
ワインやウィスキーと同じじゃないですか?
菌の住処なんですよ、私たちの体って!
だから生きているんです。
菌が発酵=活動して繁殖しているから
つまり
この繁殖活動=私たちの生命維持だから
私たちは腐ることなく生きているのではないでしょうか?
もしも
ここではもう発酵(繁殖)できないって菌が思って
新しい住処へ移動してしまい
そこへ腐敗菌が入ってきたら
私たちは土へ還ることになりますね。
その前に病になるかな。。。


であれば
いつまでも私たちの体が
あの有名なワインの樽のようであれば
菌はそこでずっと繁殖活動、発酵を続けてくれて
おいしいワイン、ではなく
健康な体でいれるのではないでしょうか?


では
そんな環境を常に
自分に作っているかということです。


私は醤が好きで
一気にたくさん仕込んで使います。
大きい容器に仕込んで
そこから小さい容器に分け
普段はその小さい容器から取り出して料理に使います。
小さい容器はたくさん開閉するので
実は空気中にたくさんいる腐敗菌にさらされています。
しかし醤は腐ることはありません。
容器の淵などに白いカビができるくらいです。
大きい容器はそこまで開閉しませんが
それでも開けますので空気中の腐敗菌が入っていると思います。
しかも
量が少なくなってきているので
もう容器のほとんどが空気層です。
つまり腐敗菌がたくさんいるエリアが多いのです。
ところがこちらは何と全くカビが生えません。
私は腐ってダメになるかなーと思っていました。
それこそ
もうここでは活動できないって
菌が逃げ出してしまうのではないかと。
でも腐敗菌に侵されることなく少量の醤は熟成する一方です。


ではなぜか?


実はこの大きな容器のフタの上に
ずっとパワーストーン、クリスタルを置いているのです!


どういう意味かわかりましたか?
菌がそこから離れず活動する意味がわかりましたか??


パワーストーンがいい!
と言いたい訳ではありません。
そういう環境をつくってあげることが
菌の活動には重要なのです。
では
私たちの体がある環境って?
私たちの体そのものって??


地球で生きるって
こういうことなんですよね。
そして
地球に還るときはまた
別の菌の活動で還るのですよ。


おいしいワインは人気もあるし
高価な評価になりますよね。
じゃあ
自分はどうなんですかって?というわけです。


発酵は
発光で発幸なんですね。
では
いい活動する菌が住処にしたくなる体にや環境を
つくってみませんか?



mahalo