2018/09/06

災害から改めて



北海道を始め
関西や広島など各地で自然災害を目の当たりにしている今日。
改めて
東日本大震災の時を思い出します。


各地で被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


先日、私が毎月行っている手作り納豆WSの際に
講師がこんな話をしていました。
「3.11をきっかけに発酵の凄さにまた注目が行くようになりました」
これは原爆を落とされた第二次世界大戦時の広島で
味噌を出したある病院が
スタッフも患者さんもそのあと原爆後遺症に悩まされなかったことや
チェルノブイリでの原発事故でロシアが味噌を大量に買ったエピソードから
3.11後に味噌=発酵が注目されたのではないかということです。


被災地の方々は今を生きるのに
精一杯の時間を過ごされていると思いますが
私はここで改めて伝えたいのは
そうでないエリアの人が
どれだけこの被災を目の当たりにし
意識を変えることができるかだと思います。
防災グッズの準備をするとか
被災地にボランティアとか
そういう類のことではありません。
自分が被災した時にちゃんと生きれる心と体であるか?
ということを考えて欲しいと思います。
〇〇がないと生きていけない、とか
大勢の人がいるところは無理、とか
風邪ひきやすい、お腹下しやすいなど
通常の生活では大したことないことも
非常時には
自分はもちろんのこと
家族や周りに迷惑をかけることになります。
もし
通常時に
自分は健康だ!大丈夫だ!と思っているならば
非常時には弱者を助けることができる心と体であれるよう
常日頃から整えていることが大事だと思います。
コラムの仕事でやり取りしている鍼灸師さんは
この災害を見て
食事のことを改めておっしゃっていました。
心と体を蝕むことのない食事を
常に意識して摂って欲しいです。


冷静に考えても
この日本列島はプレート上にあって地震も起きて当然
台風のルートにもなって
雪もいっぱい降る海に囲まれた島国であることは
昔から全く変わっていない事実です。
ここ日本に生まれて育ち生きると選んでいる以上
誰も避けることはできません。
だからこそ
もっと常日頃から意識しなければならないことって
西洋とは違わなければならないのかなーと思います。
私はアメリカのデザインも好きだし
ヨーロッパの文化も好きです。
けれど
私の体は日本用で、日本の風土で生きています。
ということは
根っこではもっと日本に意識を向けて生き
その上で海外の素晴らしいものを愛する
なんてスタイルがいいのかなーって思うのです。


皆さんは
今、家で災害起きて
急に避難しなければならなくなったら
何を持って行きますか?
私はできればぬか床と味噌と梅干し持って逃げたいです笑
おばあちゃんかよって。。。
でも
どれも常温で保存できますからね。


私は3.11で意識が大きく変わったのははっきり覚えています。
この変革に合わせて
今のパートナーと出会ったのではと思うくらいです。
この大きなスイッチングがなければ
今の私は全く別の私だったかと!
大事なことに目覚めるよう
おーい!って鐘を鳴らすように
事件って起きるように感じます。
できれば
事件とかになる前に気づくのがベストですが
原発事故がああやって起きなければ
原子力発電に意識が向くことはありませんでした。


2018年は色々なことが明るみになる年
なんてことをよく耳にしますが
自分自身を始め家族や周りの人のことが
残りの4ヶ月でどんどん
何かをきっかけに明らかになるのではないしょうか。
明らかになるって結構コワイですよ~!
でも仕方ない。
偽りは淘汰されてしまうのです。
そして本物、本当のことだけが残る。


改めて
日本という風土の厳しさ、尊さを
間近に感じる9月のスタートになりました。
ニュースを見るだけで終わらさず
自分を省みて下さい。